「作戦は以上だ。後は追って指示する」

深い山の奥に三人の人影、もといロボ影。
赤い一機が、口を覆うマスクの下でそう言ったのを聞いて、残る二機は頷いた。青い一機は首がないので頷けないのだが、その辺は気分で。

「それじゃあ、僕はここで待ってるから。いってらっしゃい」

それに返事をしたのは青い一機のほうだけだった。
赤い一機は聞こえてはいたけど黙ってただ前だけを見ている。
ただ前だけ


彼らの前には周りの風景に全く溶け込んでいない建物があった。
広さは小学校の運動場くらい。そんなに広くない。
ただし、縦に異様に長かった。来るものを拒む一〇〇階建ての威圧感。

その中に、ロボットは早急に世界から抹消されるべきだと主張する人間たちがいることを、三機のロボ影は知っていた。